連鎖関係代名詞って名前からして難しそうですよね。
でも大丈夫です。
この記事では連鎖関係代名詞と連鎖関係副詞について、英語が苦手な方でもわかるように、丁寧に解説しています。
初めに重要なことを言っておくと、連鎖関係代名詞と連鎖関係副詞というものは
関係代名詞や関係副詞の直後に『主語+動詞』が入っているだけ
なのです。
これだけではわからないと思うので、順に解説していきます。
連鎖関係代名詞とは?
連鎖関係代名詞とは関係代名詞の直後に、I thinkなどの『S(主語)+V(動詞)』が挿入されている文です。
動詞はなんでもよいわけではなく、think,hear,believe,sayなど、that節を取る動詞がほとんどです。
例文
Madoka is the woman who I think is very kind.
『まどかは、わたしが思うにはとても優しい女性だ。』
この文は
Madoka is the woman who is very kind.
という文のwhoとisの間に、I thinkという主語+動詞が挿入されたかたちになっていますね。
挿入されているI thinkをカッコでくくってみると、意味がわかりやすくなります。
連鎖関係代名詞は大きくわけると、who,whomとwhich,thatとwhatにわけることができます。
連鎖関係代名詞のwho|whom
連鎖関係代名詞のwho|whom|thatを説明する前に、次の表で基礎知識を確認してください。
先行詞の格 | 主格 | 所有格 | 目的格 |
---|---|---|---|
人 | who|that | whose | who|whom|that |
人以外 | which|that | whose | that|which |
人と人以外のもの | that | ✖ | that |
例文をみてみます。
例文
The woman who(whom) I hear Tomozou is going to divorce is my friend.
『友蔵が離婚すると聞いている女はわたしの友だちだ。』
この文ではThe womanが先行詞で、関係詞節のdivorceの目的語が、who(whom)になっています。
I hearの部分をかっこでくくると、わかりやすい文になります。
目的格の関係代名詞はwhomではなく、whoを使うことが多いので、whomをかっこにしています。(さきほどの表を参照)
※もちろんthatも使うことができますが、先行詞が人のためわかりやすいようにwho、whomを使っています
連鎖関係代名詞のthat|which
例文
It’s a PC which(that) we feel we want to buy.
『それは私たちが買いたいと思うようなパソコンだ。』
先行詞がPCで、関係詞節のbuyの目的語がwhich(that)になっています。
この英文もwe feelの部分を、かっこでくくると意味がわかりやすくなります。
連鎖関係代名詞のwhat
連鎖関係代名詞のwhatは、who,whom,which,thatとは少し違います。
そもそも関係代名詞whatは先行詞を含んだ、『the thing which』という意味ですね。
そこに今までのように、『S(主語)+V(動詞)』が挿入されていると考えるだけです。
例文
Don’t do what you think is wrong.
『自分が間違っていると思うことをしてはいけない。』
この英文も、you think の部分をかっこに入れてあげると、
Don’t do what is wrong.
というわかりやすい文になります。
連鎖関係副詞とは?
連鎖関係副詞も連鎖関係代名詞と同じです。
関係副詞の直後に『S(主語)+V(動詞)』が挿入されているのが、連鎖関係副詞なのです。
例文
Now is the time when I think we must fight for peace.
『今(という時)は、われわれが平和のために戦わなければならないと、私が思う時だ。』
いままでと同様に、 I thinkの部分を消して考えてみると、連鎖関係副詞からふつうの関係副詞の文になります。
例文
High school is a place where I believe young people can think about his future.
『高校は、若者が将来のことを考えることができると私が考える、すばらしい場所だ。』
この英文も、I believeの部分をかっこに入れて無視すると、連鎖関係副詞からふつうの関係副詞の文になります。
まとめ
連鎖関係代名詞、連鎖関係副詞はつまり、
関係代名詞・関係副詞の直後に『主語+動詞』が挿入されているだけ
なのです。
いかにも難しそうな名前をしていますが、実は簡単でしたね。
英語や英文法は、地道な勉強がいずれ大きな差になります。
がんばっていきましょう!
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