関係副詞とは?省略や関係代名詞との違いも解説!

本ページはプロモーションが含まれています

今回は関係副詞について書いていきたいと思います。

関係副詞と聞くとアレルギー反応がでる方もいるかもしれませんが、本質的に難しいことはないので、じっくりお読みいただければと思います。

他の関係詞関連の記事はこちら↓

関係代名詞とは?thatやwhat、whichやwhoについて解説 

関係詞の非制限用法とは?制限用法と何が違うの?

関係代名詞whatの使い方のポイント【先行詞や慣用表現】

関係副詞とは?

関係副詞は、先行詞が『場所』ならwhere、『時』ならwhen、『理由』ならwhyを使います。

ただしこれらが先行詞だからといって安易に関係副詞を使ってはいけません。

関係副詞は【前置詞+関係代名詞which】と書き換えが可能ですので、これらと書き換えられるときのみ、関係副詞を使うことができます。

具体的に例文で見てみましょう。

Tell me the name of the shop where you bought the book.

=Tell me the name of the shop at which you bought the book.

『君がその本を買った店の名前を教えてくれ。』 

この例文ではwhere とat which が書き換えられることがわかります。

この文がわかりにくい人は次の文を見てください。

Tell me the name of the shop. You bought the book at the shop.

この文は上の2つの文と同じ意味です。

関係副詞を初めて習った人は、このように分解して考えるくせをつけるとわかりやすいかもしれません。

関係副詞と関係代名詞との違いは? 

関係代名詞と関係副詞の違いは、一度わかってしまうと簡単に思えるので決して難しいものではありません。

ですが最初はわかりづらいと思うので問題を解きながら考えていきます。

次の空欄にはいるのは何か考えてみてください。

This is the museum (   ) my sister visited three month ago.

『ここは、私の姉が3ヶ月前に訪れた美術館です。』

①which ②where

どちらが入るでしょうか?

文の構造を考えずに意味から考えると間違えます。

正解は・・①です! 

the museum という単語を見て直感的に②whereを選ぶと間違いです。

先ほども書いたとおり、 関係副詞は【前置詞+関係代名詞which】と書き換えが可能です。

逆に言えば、書き換え可能でないときは関係副詞はつかえません。

今回の文を2文に分解すると、次のようになります。

This is the museum.

My sister visited the museum three month ago. 

分解すると意味がはっきりわかりますね。 

関係副詞の例文 

ここでは関係副詞の例文を載せていきます。

英語を学習する上で、例文は非常にたいせつですので、余力があれば例文ごと覚えてしまってもいいかもしれません。

関係副詞whenの例文 

例文1 Summer is the season when I dislike most. 

『夏は私が一番嫌いな季節だ。』

例文2 There are some times when I feel like breaking up with her.

※break up with〜 〜と別れる

『彼女と別れたくなる時がときどきある』 

これを【前置詞+関係代名詞】に書き換えるとどうなるかわかりますか?

考えてみてください。

では解答です。 

1 Summer is the season in which I dislike most.

2 There are some times at which I feel like breaking up with her.

なぜ1の前置詞がinで2の前置詞がat かというと、それぞれ in summer (=in which) , at some times (=at which)  という表現をもとにしているからです。

関係副詞whereの例文

例文3 This is the place where I first met Obama.

『ここは私が初めてオバマにあった場所だ』 

例文4 That is the point where you are wrong.

『そこが君の間違っているところだ』 

さきほどと同様に【前置詞+関係代名詞】に書き換えてみてください。

では解答です。

3 This is the place at which I first met Obama. 

4 That is the point in which you are wrong. 

なぜ3の前置詞がinで4の前置詞がat かというと、それぞれ at the place (=at which) , in the point (=in which)  という表現をもとにしているからです。

関係副詞whyの例文 

関係副詞whyは下の3つの形で、非常によく使われます。

That is the reason why S V〜.

=That is why S V〜.

= That is the reason S V〜.

※Sは主語、Vは動詞 

訳は『それが・・・する理由だ』または『そういうわけで〜』となります。

あとで述べますが、先行詞や関係副詞の省略が起こっています。

例文5 Trump is very talktive. That is why I don’t like him.

『トランプはとてもおしゃべりだ。そういうわけで、私は彼が嫌いだ。』

もちろん That is why の部分は、That is the reason why や That is the reason と書き換え可能です。

関係副詞howの例文 

関係副詞のhowもwhyと同じく、下の3つの形でよく使われます。

how S V

= the way S V

=the way in which SV

訳は『〜するやり方』または『〜する様子』となります。

注意点としては、the way how という言い方はできないということです。

これは理屈で説明するのが難しいので、覚えてください。

例文6 I was angry with how they spoke to me.

『君の私に対する口のきき方に、私は怒った』 

もちろん how の部分は the way や the way in which と書き換え可能です。

関係副詞の省略とは? 

関係副詞where,when,whyの先行詞は省略されることがあります。

whenの省略

例えばさきほどの例文を見てみましょう。 

例文1 Summer is the season when I dislike most.  

『夏は私が一番嫌いな季節だ』

これは関係副詞whenが使われているので、先行詞が省略されることがあります。

省略したのが次の文です。

Summer is when I dislike most.  

この文だとwhen以下が名詞節の働きをしています。

whereの省略

例文3 This is the place where I first met Obama.

この文では関係副詞whereが使われているので、先行詞を省略することが可能です。 

省略したのが次の文です。

This is where I first met Obama. 

この文だとwhere以下が名詞節の働きをしています。

whyの省略

例文5 Trump is very talktive. That is why I don’t like him.

『トランプはとてもおしゃべりだ。そういうわけで、私は彼が嫌いだ。』

この文は既に先行詞the reason が省略されていますね。

さきほど、why の部分はthe reason whyでも the reason でもよいと書きましたが、the reason why の先行詞が省略されたのがwhy、関係副詞が省略されたのが、the reason と見ることもできます。

注意して欲しいでのすが、関係副詞が省略出来るのはthe reason why という形の時だけです。

whereやwhen といった関係副詞は省略できませんので注意してください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

何か間違いの指摘や質問等ございましたら、コメントからお願いいたします。

英語の基本的な訳し方はこちら↓

英語を正確に和訳するコツ【練習問題付き】 

英文和訳のやり方【長文・難問】練習問題付き

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)