英語の受動態って進行形とか完了形、さらには疑問形や否定形まであって、めっちゃわかりにくいですよね。
そこでこの記事では、1つのポイントだけで理解できる、受動態の進行形と完了形に焦点をあてて書いています。
その1つのポイントとは、ズバリ『足し算』です。
今は意味がわからなくてもこの記事を読むだけで、あなたの疑問は解決することをお約束します。
※受動態は受身形ということもあります。
受動態の疑問文・否定文について詳しくしりたい方は、下の記事をお読みください。
進行形の受動態|主語+be動詞+being+過去分詞
進行形の受動態は『~されているところだ(~中だ)』という意味で、
【主語+be動詞+being+過去分詞】という形になります。
なぜこの形になるのかの説明は次の表を見てください。
進行形の受動態の構造 【進行形】 be動詞 現在分詞 + 【受動態】 be動詞 過去分詞 【進行形の受動態】 be動詞 being 過去分詞
さっき受動態の完了形と進行形を理解するポイントが、『足し算』だと書いた意味がおわかりいただけたと思いまう。
進行形と受動態が足し合わされて、進行形の受動態ができているという仕組みなのです。
文法が理解できたら、例文で確認してみましょう。
例文
May I use your watch?ー I’m sorry. It is being fixed now.
『あなたの腕時計をお借りしてもいいですか?』ー『すみません。いま修理中なんです。』
The vegetable was being cooked by John.
『その野菜は、そのときジョンに調理されているところだった。』
The problem is being discussed now.
『その問題は今も議論されているところだ。』
ちゃんと【主語+be動詞+being+過去分詞】の構造になっていることを確認してくださいね。
完了形の受動態|主語+have(has,had)+been+過去分詞
完了形の受動態は『~されている(されていた)』という意味で、
【主語+have(has,had)+been+過去分詞】という形になります。
なぜこの形になるのかの説明は次の表を見てください。
完了形の受動態の構造 【完了形】 have,has,had 過去分詞 + 【受動態】 be動詞 過去分詞 【完了形の受動態】 have,has,had been 過去分詞
完了形と受動態が足し合わされて、完了形の受動態ができているということが、おわかりいただけたと思います。
文法が納得できたら、例文で確認してみましょう。
The historic building has been used as a school since 1995.
『この歴史的な建造物は、1995年から学校として使われています。』
This door has not been opened for a long time.
『この本は長いあいだ読まれていない。』
This book hasn’t been translated into Japanese.
『この本はまだ日本語に訳されていない。』
ちゃんと、【主語+have(has,had)+been+過去分詞】の構造になっていることを確認してくださいね。
これらの訳がどのように作られたか気になる方はこちらもどうぞ↓
まとめ
いかがでしたか?
英語の完了形の受動態と進行形の受動態を理解するポイントが、『足し算』だということに、納得していただけたでしょうか?
英文法は一見難しいようで、仕組みさえ理解できれば実は簡単なのです。
最後までお読みくだり、ありがとうございました。
この記事に関する質問や、英語に関する質問などございましたら、コメントからお願いいたします。
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