英文を読んでいると結構な頻度で『instead』という単語に出会うのではないでしょうか。
insteadは文頭・文中・文末のどこにでもくる単語なので、使い方が難しい単語のひとつです。
この記事ではinsteadのあらゆる使い方について、徹底的に解説しています。
※insteadの基礎知識
insteadは基本的に副詞として用い、『その代わりに』『それよりも』といった意味になります。
insteadの文頭での意味・使い方
最初は、文頭での使い方です。
例文
I could not play tennis. Instead I play basketball.
『私はテニスができなかったので、代わりにバスケットボールをした。』
insteadが文頭で使われる場合、
S V X. Instead , S V X.
のように使われます。
(Sは主語、Vは動詞、Xは修飾語句を表します。)
この時、insteadは、最初のS V Xという文を修飾しています。
つまり、『テニスをする代わりに』という意味になっています。
insteadの文中での意味・使い方
次は文中でのinsteadの使い方です。
例文
Obama refused to take a train, so the company provided car transportation instead to take him to his destination.
『その会社はオバマが自身の目的地に着くように、代わりに車の交通手段を用意した。』
insteadが文中で使われる場合、
『S V X. S V instead X. 』
『S V X. S instead V X.』
といった形で使われます。
※ピリオド(.)ではなくカンマ(,)で2文がつながれることも多いです。
このinsteadがどこを修飾しているかというと、最初に出てくるS V Xです。
例文では、
Obama refused to take a train
の『代わりに』ということです。
insteadの文末での意味・使い方
最後は文末での使い方です。
文頭・文中・文末の中では、文末での使い方がいちばんややこしいです。
例文
We ordered coffee , but we were served tea instead.
『私たちはコーヒーを頼んだが、出されたのはお茶だった。』
このinsteadはどこを修飾していると思いますか?
実は、We ordered coffeeの部分です。
一見、この instead は
we were served tea
を意味的に修飾しているように見えますが、必ず前の文を修飾しています。
構造的には、S V X, S V X instead. という形で、初めのS V Xを修飾しているということです。
この程度の英文なら意識しなくても意味がわかりますが、長い英文になると意味がとれなくなるので、必ず修飾部分を意識してください。
instead ofの意味・使い方
instead単体での使い方に比べると、instead of の使い方は簡単です。
『instead of…』で『…の代わりに』という前置詞句を作るだけです。
例文
Mami sent her friend instead of coming herself.
『マミは、自身がくる代わりに友だちをよこした。』
instead ofが文頭にある場合も同じです。
例文
Instead of scolding Mika, I praised her.
『みかをしかる代わりに、私は彼女をほめた。』
まとめ
文頭・文中・文末のinsteadの使い方とinstead ofの使い方を解説しました。
大事な点は、どのinsteadもinstead より前にある文を修飾しているということです。
そこが理解できれば、どの位置にinstead がでてきても怖くはありません!
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