単数形と複数形で意味が変わる名詞っていっぱいありますよね。
例えば work『仕事』⇒works『作品』などなど。
そこでこの記事では、複数形になると意味がかわる名詞一覧をつくりました。
さらに例文つきですので、理解して記憶に残りやすくなっています。
英語を勉強するときに、例文は非常に重要です。
なるべく本記事に出てくる例文は、覚えちゃったほうがよいです。
例文暗記の効果については、こちらの記事をご覧下さい。
目次
- 1 複数形になると意味が変化する名詞一覧!例文で覚えよう
- 1.1 air『空気』⇒airs『気取った態度』
- 1.2 pain『痛み』⇒pains『苦労/骨折り』
- 1.3 arm『うで』⇒ arms『兵器/武器』
- 1.4 people『人々』⇒peoples『民族』
- 1.5 good『よい』⇒goods『商品/グッズ』
- 1.6 interest 『興味/関心』⇒interests 『利益』
- 1.7 height (高さ) → heights 『高いところ/高台』
- 1.8 force『力』⇒forces『軍事力/軍隊』
- 1.9 glass『ガラス』⇒ glasses『めがね』
- 1.10 color『色』 → colors『国旗/軍隊』
- 1.11 manner『方法』⇒manners『作法/行儀』
- 1.12 mean『中央』⇒means『収入/財産』
- 1.13 ruin『破滅』⇒ruins『廃墟/遺跡』
- 1.14 work『仕事』⇒works『作品』
- 1.15 letter『手紙』⇒ letters『文学』
- 1.16 spirit『精神』⇒spirits『気分』
- 1.17 term『用語』⇒terms『仲(のよさ)』
- 1.18 value(価値) → values (価値観)
- 1.19 regard『敬意』⇒regards『(手紙などで)よろしく(という挨拶)』
- 1.20 wish『望み』⇒wishes『(手紙で)よろしく(という挨拶)』
- 2 まとめ
複数形になると意味が変化する名詞一覧!例文で覚えよう
複数形になると意味が変化する名詞一覧です。
意味は代表的なものを、ひとつかふたつ載せています。
複数形になっても必ずその意味になるわけではない、ということに注意してください。
例えば works と複数形になっていても、work『仕事』が単に複数形になっており、意味が『仕事』のままということがあります。
ではさっそく、例文で覚えていきましょう!(文ではなくフレーズになっているものもあります。)
air『空気』⇒airs『気取った態度』
She has a tendency to put on airs.
『彼女は気どった態度をとるくせがある』
Suneo was disliked because of his lofty airs.
『スネ夫はお高くまとっているので嫌われていた。』
※lofty [形]『尊大な』
pain『痛み』⇒pains『苦労/骨折り』
I takes great pains to do my hair everyday.
『わたしは毎日、髪を整えるのにとても苦労している』
Sayuri takes pains with her appearance.
『さユりは服装にとても気を使う。』
difficulty や troubleといった単語と似たような意味ですね。
入試でよく問われるのでしっかり覚えましょう。
arm『うで』⇒ arms『兵器/武器』
Girls as young as 12 are taking up arms to defend me.
『まだ12歳の少女たちが、武器をもって私を守った。』
a month-long cessation of arms『一ヶ月停戦』 ※cessation 『休止』
arms とsがついていてもになっていても、『腕』と訳すことがあるので注意が必要です。
people『人々』⇒peoples『民族』
primitive peoples 『原始人』
The Japanese people are industrious peoples.
『日本人は勤勉な民族である。』※industrious [形]『勤勉な』
また、非常に大事なことですが、the people のようにpeople にthe がつくと『民族』『国民』と訳します。
the people を『人々』と訳すのは完全な誤訳ですので、注意しましょう。
good『よい』⇒goods『商品/グッズ』
damaged goods『痛んだ商品』
I think you bought shoddy goods.
『きみは不良品を買ったんだと思うよ。』
※shoddy 粗野な
interest 『興味/関心』⇒interests 『利益』
Jaian concentrated all interests in his hands.
『ジャイアンは全利益を手中におさめた。』
in the interests of public safety『公共の安全のために』
interestsとsがついていても、『興味/関心』の意味になることがあるので、気をつけてください。
height (高さ) → heights 『高いところ/高台』
I’m afraid of heights. 『わたしは高いところが怖い。』
look down from the heights at the town
『町を高いところから見下ろす』
force『力』⇒forces『軍事力/軍隊』
forces loyal to President Trump 『トランプ大統領に忠実な軍隊』
※loyal to ~ 『~に忠実な』
US forces started a air operation to supply food with the city.
『アメリカ軍は町に食料を供給するために、空輸作戦を始めた。』
※ air operation 『空輸作戦』
glass『ガラス』⇒ glasses『めがね』
Have you seen my glasses anywhere?
『わたしのめがねをどこかで見ませんでしたか?』
Nobita searched for the pond for his lost glasses.
『のび太は彼のめがねを探すため、池を探した。』
※search for ~ 『(場所)を探す』
color『色』 → colors『国旗/軍隊』
the Queen’s colors『英国国旗』
He was called to the colors.『彼は軍隊に招集された。』
この単語もcolorsとsがついていても、『色』と訳すことが非常に多いです。
文の前後関係をよくみて意味を決めましょう。
manner『方法』⇒manners『作法/行儀』
His manners conform to my ideal.
『彼の作法はわたしの理想にぴったりだ。』
Your manners and loud voice irritated me.
『君の無作法と大声がわたしをいらだたせた。』
この場合もmannersとsがついていても『作法/行儀』と訳すことがあります。
mean『中央』⇒means『収入/財産』
My means are enough to keep me going on.
『わたしの収入は生活を続けていくのに十分だ。』
At that price, it’s beyond my means.
『その値段だと、それはわたしの収入では買えない。』
meanは動詞や名詞、形容詞になり、いろいろな意味を持ちますが、複数形になっても意味が変わるのでやっかいですね。
形容詞『いじわるな』動詞『~するつもりだ』など。
一度辞書を引いて、全部の意味を確認してみるとよいです。
ruin『破滅』⇒ruins『廃墟/遺跡』
Midona was standing in the ruins of the castle.
『ミドナは城の廃墟の中にたたずんでいた。』
the ruins of Roman 『ローマの遺跡』
ruinsは長文中でもわりと見かけるので、ここで抑えてしまいましょう。
work『仕事』⇒works『作品』
Arisa saw Picaso’s earlier works at the National Museum.
『ありさは国立美術館で、ピカソの初期の作品をみた。』
Tubasa borrowed Poe’s collected works at the library.
『つばさは図書館で、ポー全集を借りた。』
workはworksとsがついていても、『仕事』と訳すことが非常に多いです。
ですので、文脈から意味を判断するしかありません。
letter『手紙』⇒ letters『文学』
a man of letters 『文学者』
the republic of letters 『文学界』
letters は、ほぼ上の意味でしか使われないので、2つのフレーズを完全に暗記すると万全です。
spirit『精神』⇒spirits『気分』
I’m in a good soirits now.『わたしは今、上機嫌である。』
Suzuko seemed depressed, so I raised her spirits.
『すずこが落ちこんでいるように見えたので、わたしは彼女を元気づけた。』
上の例文の be in a good spirits は英作文でも使いやすいフレーズですので、ぜひ使えるようにしましょう。
be in a good mood と書いても同じ意味になります。
term『用語』⇒terms『仲(のよさ)』
I’m on intimate terms with Sora.『わたしはそらと親しい間柄である。』
Satoshi and Shigeru are not on speaking terms these days.
『最近さとしとしげるは、会っても口をきかない』
terms は『 be on ~ terms』 という形でとてもよく使います。
長文や穴埋めで頻出の形です。
value(価値) → values (価値観)
My teacher has his own values and beliefs.
『わたしの先生は自信の価値観と信条をもっている。』
Their foreign policy reflects traditional values.
『彼らの外交政策は、伝統的な価値観を反映している。』
valuesは、valueにsがついて具体的になり『価値観』と訳すことができると、とらえることもできます。
regard『敬意』⇒regards『(手紙などで)よろしく(という挨拶)』
Please give my best regards to your mother.
『お母さんによろしくお伝えくださいませ。』
wish『望み』⇒wishes『(手紙で)よろしく(という挨拶)』
Give your wife my best wishs.
『奥さまによろしくお伝えくださいませ。』
wishs もregards と同じで
『(手紙で)よろしく(という挨拶)』という意味になります。
ほぼ上の例文のような形でしか、使われません。
まとめ
ここまで、複数形だと意味がかわる20個の名詞を紹介してきました。
これらを、例文ごとすべて完璧に暗記する必要はありません。
しかし、単語を見たときに、『今回はどの意味で使われているのか』ということを考えられる知識は必要です。
量が多いかもしれませんが、意味をすべて網羅しておけば、受験においてはトップレベルになります。
がんばって覚えていきましょう!
最後までお読み下さりありがとうございます。
質問等ありましたら、コメントをお願いいたします。
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