不定詞と動名詞で意味が異なる7つの動詞の覚え方を丁寧に解説!

不定詞の名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法まとめ

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不定詞と動名詞で意味がかわる動詞って、いっぱいあって覚えづらいですよね。

でも実は、覚え方のコツはたったひとつだけなんです。

そこでこの記事では、不定詞と動名詞で意味が異なる動詞一覧をのせ、さらには覚え方について解説していきたいと思います。

不定詞と動名詞で意味が変わる動詞の覚え方 

不定詞と動名詞で意味が変わる動詞の覚え方 

不定詞と動名詞で、意味が変わる動詞の覚え方のコツは、簡単です。

不定詞と動名詞の本来の意味を考えるだけです。

どういうことかというと、

名詞的用法の不定詞
未来の(これから起こる)動作を表す
動名詞
過去の(すでに起こった)動作を表す

という違いを考えるということです。

不定詞と動名詞は、本質的に上のようなちがいがあるので、

不定詞と動名詞で意味がかわる動詞も、そのような意味のちがいが生まれるというわけです。

例えば 

remember には

remember doing 『(過去に)~したことを覚えている』

remember to do 『~することを覚えている/忘れずに~する』

という意味のちがいがあります。

動名詞doing のほうは、過去の動作をあらわし、不定詞 to do のほうは未来の動作をあらわしていますよね。

このような意味の違いは、不定詞と動名詞で意味がかわる動詞だいたいに当てはまるので、覚えておきましょう。

では具体的に、目的語が不定詞か動名詞かで意味がかわる動詞をみていきましょう。

不定詞と動名詞で意味が異なる動詞一覧【例文つき】

不定詞と動名詞で意味が異なる動詞一覧【例文つき】

remember doing(Ving)/remember to do 

remember はさきほど、例にだしましたね。

remember doing 『(過去に)~したことを覚えている』

remember to do 『~することを覚えている/忘れずに~する』

例文

She remembered talking to Tom yesterday.

『彼女は昨日、トムと話したのをおぼえている。』

Remember to take your books to the library.

『本を図書館にもどすのを忘れないように。』

forget doing(Ving)/forget to do 

forget doing『(過去に)~したことを忘れる』

forget to do 『~するのを忘れる』 

これもrememberと同じように、動名詞のほうが過去の動作、不定詞のほうが未来の動作をあらわしていますよね。

例文

I will never forget seeing the beautiful sea from the mountain.

『山の上から見た美しい夕日を、わたしは決してわすれないだろう。』 

I forgot to call my sister yesterday.

『わたしは昨日、姉に電話するのをわすれた。』 

try doing(Ving)/try to do 

regret doing(Ving)/regret to do 

try doing 『(実際に)~してみる』

try to do 『~しようとする』 

これも訳でははっきり出ていませんが、動名詞が過去の動作、不定詞が未来の動作をあらわしています。

例文

Madoka tried saving the world. 『まどかは世界を救ってみた。』

Homura tried persuading Madoka to give up becoming magical girl.

『ほむらは、まどかが魔法少女になるのを、説得してあきらめさせようとした。』

 

※persuade 人 to do 『人を説得して~させる』

 give up doing 『~するのをあきらめる』

regret doing(Ving)/regret to do 

regret doing『~したことを後悔する』

regret to do 『残念ながら~する』 

動名詞のregret doingのほうは、過去の動作をあらわしています。

一方、不定詞のregret to do のほうは一見、未来の動作にみえません。

しかし『~することを後悔する』⇒『残念ながら~する』と考えると意味がわかりやすいのですよね。 

例文

I regret being idle in my youth.

『わたしは、若いころ怠けていたことを後悔している。』

We regret to say that we cannot join your team.

『残念ながらわれわれは、あなたのチームに参加することはできません。』

regret to do は I/we regret to say (that)のかたちでよく使い、『残念ながら~/言いにくいのですが~』といった意味なります。

頼みごとや招待を丁寧にことわるときに使う慣用表現です。

mean doing(Ving)/mean to do 

mean doing(Ving)/mean to do 

mean doing『~することを意味する/(結果的に)~することになる』

mean to do 『~するつもりだ』 

mean to do とmean Ving はいままでの動詞のように、訳に過去と未来の意味が出ていませんが、しっかり覚えましょう。

例文 

I didn’t mean to step on your foot.

『あなたの足をふむつもりはなかったんです。』 

The computer problem will mean checking everything manually.

『コンピュータに問題が生じれば、すべて人の手でチェックすることになる。』 

need doing(Ving)/need to do 

need doing『~されることが必要だ』

(=need to be done/want doing)

need to do 『~することが必要である。』

needはいままでの動詞とは少し違い、動名詞か不定詞かで、受動の意味か能動の意味なのかがかわります。

※受動とは自分の意志とは関係なく外からの力によって、動作が行われること。能動とは自分の意志によって動作をおこなうことです。

また、need doing は、need to be doneやwant doingと書きかえることもできます。

例文 

Your legs need washing.

= Your legs need to be washed.

= Your legs want washing.『あなたの足は洗う必要がある。』

I need to do laundry. 『洗濯をしないといけない。』 

go on doing(Ving)/go on to do 

go on doing(Ving)/go on to do 

go on doing『~し続ける』

(=continue doing)

go on to do 『続けて~する/次に~する』 

go on は、比較的不定詞と動名詞のもともとの意味が出ていますね。

doing のほうは過去志向なのに対し、to do は未来志向の訳になっています。

例文 

I told her to stop talking but she went on talking.

『彼女に話すのをやめるよう言ったが、彼女は話し続けた』 

I welcomed Karen and went on to explain her the school rules.

『彼女を歓迎したあと、続けて学校の規則を説明した。』

まとめ 

ここまでの内容を簡単にまとめてみます。

 名詞的用法の不定詞

…未来の動作を表す

動名詞
…過去の動作を表す

これらを基本に考え、動名詞か不定詞かで意味がかわる動詞を覚えていく。

ということになります。
 
 
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