【保存版】ofの6つの訳し方や使い方をどこよりも詳しく解説!

ofの訳し方

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今回は普段はほとんど意識しないであろう、『of』の訳し方・使い方を、解説していきたいと思います。

あなたは、『Aof B』という形を見たときにどう訳しますか?

『〜の』 と単純にに訳すだけでは、不自然な日本語となり意味不明になることがよくあります。

例えば、以下の例をみてください。

例 the city of Tokyo 

これを「東京の町」と訳すと誤訳です

正しく訳すと『東京という町』です。

このような問題で間違える人が多いので、出題者はその部分を問題にして、受験生の力をはかることが多いです。

ですから of の訳し方について、正しい知識を身に付けることが重要です。

これから紹介する『of+抽象名詞』の訳し方と、そのほか5つの訳し方ができれば、どんなofが出てこようとも怖くはありません!

of+抽象名詞の訳し方・使い方を解説

of+抽象名詞の訳し方・使い方を解説

まず、頻出の『of+抽象名詞』の訳し方について、解説します。

『of+抽象名詞』は形容詞のように訳します。

例を挙げてみます。

of use (=useful) 『役立つ』

of value (=valuable)『価値のある』

of help (=helpful) 『役立つ』

かっこの中身の形容詞と、ほぼ同じ意味と考えればOKです。

注意点として、抽象名詞の前に、great/a little/little/no などが入る事があります。

例えば

of great importance 『少し重要である』

of little importance 『ほとんど重要でない』

of no importance 『全く重要でない』 

のようになります。

形容詞は名詞を修飾するか補語になる働きがあるので、『of+抽象名詞』は名詞を修飾するか、補語になる働きをもちます。

では文の中で、どのように使われているかを見てみます。

①This mistake will prove to be of some value.

今度の失敗も無駄にはならないだろう。』

この場合はofとvalueの間に、someが入っており、見抜きにくいかもしれませんが、確実に見抜けるように訓練していきましょう。

②Donald Trump said that it was of great importance to develop the US-China partnership.

『米中の協調関係を進展させることが非常に重要であると、ドナルド・トランプは述べた。』 

この場合も、ofとimportanceの間にgreatという単語が入っているので、一見わかりにくいです。

しかし大学入試では、これくらいの難易度の文はバンバン出てきます。

of+抽象名詞は、忘れた頃に長文などで出てくるので見落としがちですが、普段から意識しておくと見抜けるようになります。

次の項目では、『A of B』 という形を見たときに、どのように考えていけばよいかお話します。

A of Bの5つの訳し方・使い方を解説

A of Bの5つの訳し方・使い方を解説

A of B』という形の訳し方は、大きく分けて5つあります。

これらのことは、普通の参考書にはあまり書いてありませんが、極めて重要です。

『BのA』と訳す場合

これは普通の訳し方ですね。

多くの方が、無意識にこの訳し方をしていると思います。

例  

the leg of a table  テーブルの足

a boy of ten years  十歳の少年

「AのB」 と訳す場合【単位名詞】

この場合Aは単位名詞です。

単位名詞とはamount ,volumeなどの量を表す名詞です。

a large amount of money 莫大な金

the volume of water  水の量(水かさ)

「BというA」 と訳す場合【同格のof】

同格のofはこの記事の最初の例に出しましたね。

the city of Tokyo 東京という町  

the art of painting 絵画という芸術

AとBが同じカテゴリーに属す時に、このofを使います。

ofの左側が抽象的な事柄で、右側に具体的なものがくることが多いです。

このようなofを同格のofと呼びます。

「BがAすること/BがAであること」と訳す場合【自動詞・形容詞由来の名詞】

「BがAすること/BがAであること」と訳す場合【自動詞・形容詞由来の名詞】

このように訳す場合、Aは自動詞由来の名詞か、形容詞由来の名詞になります。

自動詞由来の名詞は、例えば、arrival, existenceなどがあります。

arrive と exist はともに自動詞(目的語を取らない動詞)ですよね。

例をみてみましょう。

例 the arrival of the train  電車が到着すること 

この時、The train arrive …  のようにthe train を主語、arriveを動詞とするような文に戻してみると、意味がはっきりしますね。

言いかえれば、The train arrive …  という文を名詞化したものが the arrival of the train という句になる、ということです。

形容詞由来の名詞は、例えば、形容詞beautifulがもとのbeautyという名詞があります。

beauty of a sunset  夕焼けが美しいこと

これも Sunset is beautiful.『夕焼けが美しい。』

という文の形に直すと、意味がはっきりしますよね。

必ず『BがAすること/BがAであること』 と訳さないと減点されるかというと、そうではないです。

しかし、上の2つを『電車の到着』、『夕焼けの美しさ』と訳すよりは、明らかに採点官によい印象を与えることができます。

文の形にもどして訳すことで、採点官が『こいつはわかってるな』と感じることは、間違いないです。

「BをAすること」と訳す場合【他動詞由来の名詞】

このときのAは、他動詞由来の名詞になります。

他動詞由来の名詞には、例えば、explanation があります。

動詞 explain は他動詞(目的語を取る動詞)ですよね。

例 explanation of meaning  意味を説明すること 

これを『意味の説明』などと訳しても、意味がはっきりしませんよね。

では、もとの文の形に戻すとどうなるでしょうか?

explain the meaning 『意味を説明する』となります。

やはり、意味がわかりやすくなりますよね。

まとめ

ofの訳し方・使い方まとめ

上の5通りの訳し方は、必ずしもこの通りに訳さなければならない、ということではありません

しかしこのように分類すると、自分で意味が理解しやすくなり、誤訳を防げる可能性が高まります。

特に大事な訳し方は3、4、5あたりです。

ですから、A of Bの、Aの部分が自動詞由来か他動詞由来か、形容詞由来なのか、その時々で判断しなければなりません。 

これは動詞が自動詞なのか、他動詞のかをしっかり区別して勉強することで、身につきますので、普段からしっかり意識してくださいね!

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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