この記事は
・駿台全国模試の難易度・レベルはどうなの?
・駿台全国模試の偏差値が低く出るのか?
という疑問を解消する記事です。
目次
駿台全国模試の難易度・レベルは?偏差値が低く出る!?
駿台全国模試の難易度・レベル
駿台全国模試の難易度は非常に高いです。全国模試の中では間違えなく1番でしょう。
難易度が高い模試なので、受ける母集団のレベルも自然と高くなります。
問題レベルを具体的に言うと、東大を始め、旧帝大や、東工大、医科歯科、一橋などの難関大入試レベルの問題です。
もちろん基礎から標準レベルの問題も出ないことはありませんが、割合はかなり小さいです。
駿台全国模試の方が点数も偏差値も、全統記述模試より、かなり低かったです。
駿台全国模試 全統記述模試 英語(点数) 87/200(平均点:69.8) 139/200 英語(偏差値) 55.9 70.9 数学(点数) 62/200(平均点:43.5) 121/200 数学(偏差値) 56.2 59.0 駿台全国模試は受験者層のレベルが高いのに、英語の平均点が約34.9点(100点満点)、
数学の平均点が約21.75点(100点満点)となっています。
http://hukugyobaka.com/sundaizenkoku-8286.html より引用
数学
ほぼすべて記述式の問題です。
青チャートレベルが9割程度頭に入っていないと、解ける問題は少ないと思います。
具体的な参考書レベルで見ると、新数学スタンダード演習よりは難しく、新数学演習よりは簡単です。
5割の得点率で偏差値55~60程度行きます。
数学が苦手な人は壊滅する可能性が高いです。気を落とさないように。
英語
英語は記号問題と記述問題が3対7くらいの印象です。
他のブログに8割とると偏差値70か目安と書いてありますが、6割いかなくても僕は偏差値72を超えました。
8割(160点)とると偏差値80は行くと思います。(東大理三合格点レベル)
長文読解問題(和訳、説明問題)の割合が高いので、京大など和訳が入試問題に頻出の大学志望者は、よい練習になるでしょう。
国語
駿台全国模試の国語も難易度が高いです。
やみくもに解答欄を埋めても、点数はもらえないです。
記述問題がほとんどなので、理系の方は点数が悪くてもあまり気にしなくてよいです。
物理
物理も化学と同じく難易度は高いです。
しかし駿台全国模試の中では、それほどレベルの高い問題は出ないので、『名問の森』などの標準問題レベルが解ければ、割と解ける問題も多いです。
化学
基礎問題精講や重要問題集レベルでは、やや厳しいです。
『化学の新演習』や『標準問題精講』レベルが解けると全国模試の化学もすんなり解けるでしょう。
平均点が30点前後のときもあり、化学の苦手な受験生は1桁の点数をとってもおかしくありません。
駿台全国模試の難易度は第3回が最も難しい?
駿台全国模試の難易度は第3回が最も難しいです。
これは、範囲が徐々に広がっていくのに加え、作問者も現役生に配慮しなくなっていくので、自然と難易度が上がるからです。
難易度順に並べると
第1回駿台全国模試<第2回駿台全国模試<第3回駿台全国模試
といった感じです。
駿台全国模試の偏差値は低くなる?
駿台全国模試を受ける母集団のレベルは高いので、必然的に偏差値も他の模試より低く出ます。
また、第1回、第2回、第3回と現役生の学力が上がっていくにつれて、浪人生は偏差値が出なくなります。
浪人生は特に、第1回駿台全国模試で偏差値や判定がよくても喜ばないようにしましょう。
目安としては、河合塾の全統記述模試の偏差値より5から8低くなる印象です。
なので、偏差値が低くてもあんまり気にしなくてよいです。志望校の判定のほうが大事です。
総合偏差値が60を超えれば、地方医学部や早慶、65を超えれば東大や京大、旧帝大医学部が見えてきます。
駿台全国模試以外の駿台の模試についてはこちらの記事をお読みください。
関連記事>>
偏差値65必要なのは東大や旧帝医(北大除く)、その他上位国立医のみ。
京大、地方医は60あれば十分狙える。
早慶は60なくても問題なし。