今回はまぎらわしい意味が多い、rememberについて解説していきます。
この記事を読めば読む前より、rememberについて、見違えるほど知識がついているはずです。
目次
思い出す(recollect,recall)の意味で使うremember
rememberの意味でよくしられているのが、『思い出す』ではないでしょうか。
実際、入試にもこの使われかたでよく出てきます。
例文をみてみましょう。
I can’t remember her name.
『わたしは彼女の名前が思い出せない』
I suddenly remembered that I had some homework to do.
『わたしは宿題があったことを突然思い出した。』
この意味のrememberは、recall,recollect といった単語と書きかえが可能です。
ちなみに『思い出す』は、動作動詞(動作を表す動詞)です。
覚えている(retain)の意味で使うremember

次は『覚えている』の意味で使うrememberです。
この意味も入試ではよく問われます。早速例文をみてみましょう。
I’ll remember your kindness forever.
『あなたが親切にしてくれたことはずっと忘れません。』
You should remember that time is money.
『時は金なりということを忘れてはいけない。』
例文を見るとわかるかもしれませんが、『覚えている』という意味で、『忘れない』という日本語がよくつかわれます。
この意味のrememberは、retainで書きかえが可能です。
ちなみにこのrememberは状態動詞(状態をあらわす動詞)です。
覚える(memorize)の意味で使うremember
次は、『覚える』の意味のrememberです。
この使われかたはあまり見ませんが、出てきた時にちゃんと訳せるようにしましょう。
例文をみてみます。
I want to remember his name.
『わたしは彼の名前を覚えたい。』
remember a lot of English idioms
『英語の熟語をたくさん覚える。』
この意味でのremember は、memorizeで書きかえられます。
参考までにこのremember は動作動詞です。
remember to V/remember Vingの訳し方を例文で解説

こんどは
remember to V/remember Ving
の訳し方を解説していきます。
これらの違いはそれほど難しくありません。
remember to V『忘れずに…する』
remember Ving 『…したことを覚えている』
これだけです。
例文をみるとより明確に違いがわかります。
Did you remember to post my letter?
『忘れずにわたしの手紙を出してきてくれたでしょうね。』
I remember posting your letter.
『わたしはあなたの手紙を出したことを覚えている。』
Please remember to pick up the laundry on your way home.
『帰る途中で忘れずに洗濯物をとってきてください。』
I remembered picking up the laundry on my way home.
『帰る途中に洗濯物をとってきたことを覚えている。』
つまり、
remember to Vはこれから先のことを言い、remember Ving は、すでに完了したことを言うときにつかうのです。
まとめ
では、最後にこの記事のポイントをまとめてみたいと思います。
【他動詞のrememberの意味】
①思い出す②覚えている➂覚える
【remember to V/remember Ving】
remember to V『忘れずに…する』
remember Ving 『…したことを覚えている』
となります。
この記事ではいろいろ書いてきましたが、まとめさえ覚えてくれれば、普通の受験生よりかなりリードできます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
何かありましたら、コメントからお願いいたします。
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