今回は英作文の勉強方法について書いていきます。自由英作文と和文英訳両方に役立つ勉強法を紹介します。
まず覚えておいて欲しいのですが、英作文がまともにかける受験生はほとんどいません。
英作文というものは本来非常に難しいものです。それを決められた時間内に決められたテーマでで書くというのは困難を極めます。
おそらく、自由英作文は普通の予備校講師でも大学入試の英作文では満点は難しいと思います。
ですから受験生は満点を狙うのではなく、周りの受験生と差をつけられない程度に勉強しておけば良いと思います。
英作文の勉強方法・参考書まとめ
英作文の勉強法を3つの段階にわけて解説していきます。
単語・熟語・フレーズを詰め込む
英作文を勉強するためにはまずその土台作りをしなければなりません。
土台とは最低限の単語、熟語が書けることです。
これができないようでは英作文を書く事は難しいでしょう。
お手持ちの単語、熟語集などでゴリゴリ覚えていけば良いと思います。
最低限と書きましたが、もちろん書ければ書けるほどよいです。
ただ単に単語や熟語を覚えるのではなく、よく使われる数語のフレーズの形で覚えないと、英作文ではあまり役に立ちません。
例えばtendという単語は、tendで覚えるのではなく,
be tend to V 〜する傾向がある の形で覚えたほうがよいです。
英作文のための例文暗記をする
最低限の単語・熟語が書けるようになったら、次は英語の短文から構成される例文をひたすら覚えます。
このとき覚える例文はなんでもいいです。
使っている文法問題集の問題だったり、あるいは頻出構文の例文が大量に載っている参考書もありますので、そちらでもよいです。
おすすめの参考書は『基礎からの英作文パーフェクト演習 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』です。
この参考書の良いところは、1章に英作文でよく使われるフレーズが、550個程度載っていて、2章に英作文で頻出の構文を使った文が多く掲載されていることです。
また、解説も詳しく初心者でもそうでない方でも使いやすいと思います。
とにかく、瞬間的に書ける英語の例文を大量にストックすることは大事です。
よく英作文は『英借文』とも言われますが、その通りで、正しい英文から『文を借りる』わけです。
そのようなインプットなしにアウトプットはできません。
暗記するときのコツとしては、よく意味を理解することです。
意味を理解しないまま単に例文を棒暗記してしまうと、応用が全く効かなくなります。
意味を理解するというのはどんな構文をしているのかわかり、その文中に出てくる単語・熟語の意味がわかるくらいです。
英作文を添削してもらう
例文をある程度自分の中にストックしたら次は、問題を解いて添削してもらいましょう。
英作文というのは自分で採点することが極めて難しい科目です。
ですから、信頼できる予備校の先生あるいはZ会などに添削してもらうとよいでしょう。
添削してくれる人がいないという受験生は、とりあえず参考書に載っている例文を暗記して受験会場に行くでも良いと思います。
最初に書いたとおり、英作文というのは難しいので高得点を取る受験生はあまりいません。
ですから対策としては、周りの強い浪人生などに差をつけられなければいいという感じで大丈夫です。
東大のトップ層でも、英作文で満点という人はなかなかいないでしょう。
また浪人生もしっかりとした英作文対策を建てられている人はほとんどいないと思います。
ここまで英作文の勉強法を書いてきましたが、英作文を本腰入れて勉強するのは長文読解がある程度できるようになり、ほかの科目もある程度の得点を取れるようになってからの方がよいです。
英作文の対策をして配点の高い長文読解が疎かになったり、ほかの科目がガタガタになったりするのは大学入試という観点から見ると効率がいいとは言えないです。
最後までお読みいただきありがとうございました。何か質問や誤りの指摘などありましたらコメントからお願いいたします。
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