『大学受験の英語勉強法って何をしたらいいの?』
『英語勉強法の順番がわからん』
『英語を勉強してるけど成績が伸びない』
という方も多いと思います。
そこでこの記事は、受験生時代に『駿台全国模試』で偏差値70を超えていた僕が、
大学受験の英語の勉強法を1から10まで丁寧に解説しています。
目次
大学受験の英語勉強法の順番
大学受験の英語の勉強法の順番は、
英単語&英文法⇒熟語⇒構文⇒長文読解
の順番です。
たまに、単語や文法を固めずに長文読解をする人がいますが、非常に効率が悪いです。
単語と文法を知らずに英語長文を読むことは、包丁の握り方を知らずに魚をさばこうとするようなものです。
効率が悪い上に危険でもあります。
※世の中には多読を進めてくる人も多いですが、基本的な英単語と文法の知識がついてからの話です。惑わされないようにしましょう。
こう書くと、単語や文法を知らずに長文を読みまくって英語の力がついた人もいると、反論する人もいます。
しかし、英長文を読みまくって単語や文法を身に着けるには、
単語や文法を身につけてから長文を読むより、10倍は時間がかかります。(これは英語ができる人の中では通説です)
大学受験英語勉強法|単語は基礎
英単語は英語の勉強法の中で基礎中の基礎です。英単語を知らなければなにもできません。
こまの動かし方を知らずに将棋をするようなものです。
英単語の勉強法は、単語帳を使います。長文を読んでいく中で単語を覚えるという方法もありますが、効率が非常に悪いです。
英単語の勉強におすすめの参考書はシステム英単語
単語帳はいろいろありますが、おすすめの単語帳は、『システム英単語』です。
システム英単語のいいところは、ミニマルフレーズという、短い英語のフレーズが最もよく使われる形で掲載されているところです。
例えば、sense『意味』という英単語だったら、『in a broad sense』(広い意味では)
のように、最もよく使われる形でフレーズになっています。
sense=意味 と覚えるより効率が段違いです。
ミニマルフレーズの日本語の部分を隠し、英語の部分だけ見て日本語が言える(書ける)ようになるまで繰り返し練習しましょう。
コツはすぐに英単語の意味が出てくるようにすることです。
すぐに意味の出てこない英単語は、本番で使いものになりません。
大学受験英語勉強法|文法は基礎
英単語がある程度わかるようになったら、次に英文法を勉強しましょう。
英単語がわかれば、長文が読めるようになるという考えは誤りです。
たしかに中学生レベルならば、単語の意味を前から訳していけば、文の意味がわかります。
しかし、高校レベル以降になるとそれは通用しなくなります。
例えば
という英文があります。
単語の意味だけつなげて、訳してみてください。
普通は無理です笑
この英文を訳すためには、
が主語で、
enableという他動詞が、
という構文を取っていること
が理解できなければなりません。
解答訳『顕微鏡の発明によって、医学は大いに発展を遂げた。』
英語の構文を理解するには、英文法を理解しなければなりません。
なので、英文法は重要なのです。
英文法勉強におすすめの参考書はVintage
英文法を勉強するための参考書は、 『Vintage』がおすすめです。
英語の模試で全国1位取ったことのある先生から勧められました。
vintageは見開きの左側に問題、右側に解答という構成になっています。
英文法の参考書の勉強法は、次の順番です。
vintageを例に解説しますが、他の英文法問題集でも同じです。
①単元(仮定法とか)を決めて、答え合わせせずに最後まで問題を解く
②解説を読まずに丸つけだけを最後までする
③間違えた問題の解説をじっくり読み、なぜ間違えたのか、何が足りなかったのかを理解する
④間違えた問題のみ解きなおし、丸つけをする
⑤再び間違えた問題があったら、③をもう一度行う
⑥これを繰り返し、間違えた問題の割合が15%以下になるまで解く
各単元(仮定法、比較、助動詞、分詞・・・)で、間違えた問題の割合が15%以下になれば、英文法では受験生の中でトップクラスになれます。
注意点として、理解せずに解答を暗記してしまうと、似たような問題が解けないなんてことになってしまいます。
英文法の勉強は暗記と理解のバランスが大事なのです。
大学受験英語勉強法|熟語(イディオム)
大学受験の英語の勉強において、熟語(イディオム)も重要です。
英熟語は、簡単な単語の組み合わせなのに、全然違う意味になることがあります。
例えば、put up with 〜 の意味わかりますか?
答えは、 〜を我慢する という意味なのですが、もともとのput とup とwith に我慢するという意味は全くありません。
なので、英語の熟語はひとつひとつ暗記していくしかありません。
英熟語勉強におすすめの参考書は速読英熟語
英熟語の勉強するためにおすすめの参考書は、速読英熟語です。
この参考書は、大学受験に必要な熟語が過不足なく網羅されています。
熟語の勉強で大切なことは、やりすぎず、やらなすぎない ということです。
英熟語を覚えれば覚えるほど、英語の学力はつきますが、大学受験にほとんど出ない熟語を覚えても意味がありません。
必要な熟語が網羅されている点で、このシステム英熟語はよくできています。
大学受験英語勉強法 構文
単語、文法、熟語を一通り学習したら、構文の勉強に移ります。
英語の構文の勉強とは、目の前の英文に対して、どんな構造(文型)をしているのかを見極める勉強法です。
もちろん、文型だけでなく、
・動詞はどんな語法で使われているのか、自動詞なのか他動詞なのか
・名詞や副詞、形容詞はどんな語法で使われているのか
も見極めなければいけません。
構文の勉強をするために最も役に立つのが、英文を和訳してみることです。
ちゃんと英文の構文が取れていれば、正しい和訳ができるようになります。
構文の勉強におすすめの参考書は英文和訳演習
構文の勉強(英文和訳)をするためにおすすめの参考書が、『英文和訳演習』 です。
昔からある英文和訳の参考書なのですが、解説が非常に詳しいです。
採点基準も明確なので、初心者でも自分が作った和訳が何点ぐらいなのか、はっきりわかります。
さらに値段も650円と非常に安いので、学生さんでも安心して買えます。
入門編、基礎編、中級編、上級編とレベルが上がっていくのですが、中級編でも東大レベルなので、初心者の方は入門編から始めてください。
大学受験英語勉強法|長文読解
大学受験の英語を勉強するときの目標は、最終的に長文が読めるようにすることです。
単語も文法も熟語も、構文も全ては長文を読むための手段です。
たまに、英単語や熟語ばっかりやって長文を読もうとしない人がいますが、長文を読まなければ学力は上がりません。
長文読解は、日本の大学入試の英語試験において、最も配点の高い分野だからです。
大学にもよりますが、6割〜9割の配点を長文読解が占めます。
英語の長文読解におすすめの参考書|英語長文ハイパートレーニング
英語長文を勉強するための参考書は、『英語長文ハイパートレーニング』が良くできています。
東進のトップ講師の安河内哲也先生が手がけたということもあり、内容は非常に充実しています。
解説が丁寧に書かれており、なぜその解答になったかの根拠が明確です。
レベル1からレベル3まであり、自分の学力に合わせて購入できるのも魅力です。
大学受験英語勉強法|リスニング
大学受験の英語において、リスニングはあまり重視されてない分野です。
共通テストの配点は、5分の1を占めますが、2次試験でリスニングを課している大学は、東大や東京外国語大学など少数です。
ですので、志望する大学にリスニングの試験がなければ、時間をかけて勉強する分野ではありません。
リスニング対策におすすめの参考書は、『センター英語リスニング満点のコツ』です。
共通テストと書いてありますが、大学受験のリスニングに必要なエッセンスがぎゅっと濃縮されています。
この参考書をこなせば、共通テストのリスニングは十分満点が狙えるレベルにまで達します。
英語の勉強法|大学受験で短期間で成績を上げるには?
結論から言うと、大学受験の英語の学力を短期間で伸ばす裏ワザはありません。
世の中には、1ヶ月で偏差値40からmarch合格などと宣伝している教材や塾もありますが、ほとんど詐欺です。
受験生の不安な心理につけこんで、金を巻き上げる商法なので、みなさんは引っかからないようにしてください。
強いて言えば、英語の学力を短期間であげる方法は、
・正しい勉強方法で
・英語を勉強する時間を出来るだけ増やすこと
です。正しい勉強法はこのブログに書いた参考書で、このブログなら書いてあるやり方でやることです。
僕が考えた方法ではなく、英語の全国模試で1位を取ったことのある先生がおすすめする参考書なので、信頼できます。
もちろん他の参考書でも成績は上がりますが、このブログで紹介している参考書以外だと、効率よく成績を、伸ばせる保証はありません。
実際に僕はこれらの参考書をやりこみ、『駿台全国模試』で偏差値が70(旧帝大医学部合格者レベル)を超えました。
参考書以外で英語を勉強するならスタディサプリも
受験生のほとんどが知っていると思いますが、月額980円で、有名講師授業受け放題の【スタディサプリ】 もおすすめです。
特に、人の話を聞くのが好きとか、授業形式だと集中できるといった方に向いています。
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