英語の副詞の位置・順番に決まりはある?どこよりも丁寧に解説!

英語の副詞の位置・順番に決まりはある?どこよりも丁寧に解説!

本ページはプロモーションが含まれています

英作文を書くとき、副詞をどこにいれるのかわからず困った経験がある人、けっこういると思います。

じつは、英語の副詞の位置に絶対的な決まりはないので、どこに入れるかは個人個人が決めていいのです。

しかし、どこでも好きなところに入れていいわけではありません。

そこでこの記事では、副詞を入れる位置について、どのサイトよりも丁寧に解説していきます。

副詞をいれる位置を正しく勉強することで、英作文だけでなく、長文読解にも効果がありますのでがんばっていきましょう!

副詞の位置の考え方【基本】

副詞の位置の考え方【基本】

副詞の位置に絶対的なきまりはありません。

しかし、どこでも好きなところに入れていいわけではなく、意味をきちんと伝えるために、おおよその目安はあります。

形容詞、副詞を修飾する副詞の位置

形容詞やほかの副詞を修飾する副詞は、それらの前に置かれます。

Tubasa is  very smart.

『つばさはとても頭がよい。』

smartという形容詞を修飾するveryという副詞は、smartのまえに置かれていますよね。

Trump is studying Japanese very hard.

 

He is very interested in Japanese culture.

 

『トランプはとても熱心にに日本語を勉強している。

 

彼は日本の文化に興味があるようだ。』

この文でもhardやinterestedといった形容詞を修飾する副詞veryは、その形容詞のまえに置かれています。

※注意 ただしenoughという副詞を使う場合は、形容詞・副詞のあとに置かれます。

Sinzou is wise enough to not to do such a thing.

 

『晋三はそんなことをしないくらいに賢い。』

形容詞wiseを修飾するために、enoughという副詞がうしろから修飾しています。

動詞を修飾する副詞の位置

動詞を修飾する副詞の位置

頻度・否定を表す副詞

頻度や否定を表す副詞は動詞の前に置きます。

ただし、be動詞や助動詞があるときはそのうしろに置きます。

頻度を表す副詞 

always  usually  often  sometimes

I always walk to school.

 

『わたしはいつも徒歩で学校にいく。』

Ken usually go to bed before ten.

 

『ケンはいつも10時前には寝る。』

always,usuallyという副詞が、動詞の前に置かれていますね。

否定を表す副詞

seldom  rarely  hardly  scarcely  never 

I have never seen a lion.

 

『わたしはライオンをみたことがない。』

neverという否定の副詞が動詞の前に置かれていますね。

I can hardly wait. 

 

『待ちきれないよ。』

hardlyという否定の副詞が、助動詞canのあとに置かれています。

『どのように』の意味をあらわす様態の副詞 

『どのように』の意味をあらわす様態の副詞 

様態の副詞

slowly  fluently diligently quietly  hard carefully

『どのように』の意味をあらわす様態の副詞の場合、動詞のあとや、文末に置きます。

Suneo speaks English fluently.

 

『スネ夫は英語を流ちょうに話す。』

I carried the cat in both hands carefully.

 

『わたしは両手でねこを注意深く運んだ。』

上の2つの文は、文末に様態の副詞 fluently,carefully がきています。

文を修飾する副詞

文を修飾する副詞

clearly  unfortunately  fortunately  probably  possibly  happily  evidently 

文を修飾する副詞の場合は、文頭に置くことがおおいです。

ただし、一般動詞の前やbe動詞・助動詞のうしろに置かれることもあります。

Possibly Junichi will come here.

 

=Junichi will possibly come here.

 

『ひょっとしたら純一はここにくるだろう。』

possivelyはそれぞれ、文頭、助動詞のうしろに置かれていますね。

Fortunately ,everything went well in the end.

 

『幸運なことに、最後にはすべてうまくいった。』

文を修飾する副詞、Fortunatelyは文頭に置かれていますね。

副詞の位置の考え方【応用】

 

副詞の位置の考え方【応用】

副詞の位置の基本的な考え方は、ここまでで解説しました。

次は、もうすこし応用的な副詞の位置の考え方について学びます。

余裕がない人は応用編は読みとばしても大丈夫です。

副詞句・副詞節を修飾する副詞の位置

副詞が副詞・副詞を修飾する場合、その前に置かれます。

Bob arrived at the station just six o’clock. 

 

『ボブはちょうど6時に駅についた。』

justという副詞が、six o’clockという副詞句を修飾しています。

Much to our surprise, Ken came back to Japan soon after he left for America.

 

『とても驚いたことに、ケンは中国に出発してすぐに日本にもどってきた。』

soonという副詞がafter he left for Americaという副詞句を修飾しています。

名詞を修飾する副詞の位置

名詞を修飾する副詞の位置

名詞を修飾する副詞は【名詞+副詞】の順番で使われ、主に時や場所を表します。

I want to see those people upstairs.

 

『二階にいるあの人たちに会いたい。』

upstairsは場所を表しています。

The meeting last night was a success.

 

『昨夜の会合は成功した。』

last nightは時を表しています。

The teachers here are all hard-working.

 

『ここにいる教師たちは、みなよく働く。』

hereは場所を表しています。

ただし、 even,only,quite といった副詞は、【副詞+名詞】の順番で名詞を修飾します。

Even a lady can carry the box.

 

『女性でもその箱を運べるよ。』

Everybody gave up. Only Mika didn’t give up.

 

『皆があきらめたが、みかはあきらめなかった。』

This is a quite book.

 

『これはたいした本だ。』

3つの文の副詞 even,only,quite 、はそれぞれ直後の名詞を修飾しています。

副詞が連続したときの順番

副詞(副詞句)が連続したときの順番は、だいたい決まっています。

①【場所】⇒【時】の順番 ただし、疑問詞の場合は順番が逆になります。

The meeting will be held in Hukuoka next spring.

 

『会議は来春、福岡で開かれる。』

in Hukuoka ⇒ next supringの順に【場所】【時】を表しています。

When and where will we meet again?ー We will meet in China next year.

 

『次はいつどこで会おうか?ー来年中国で会いましょう。』

China⇒next yearので、【場所】⇒【時】の順番ですね。

②【場所】【時】をあらわす副詞が2つ以上ある場合は、【小さな単位】⇒【大きな単位】の順番であらわす

Shall we meet on Sunday next week?

 

『来週の日曜日に会いますか?』

Sundayとweekではweekのほうが大きい単位なので、この順番になります。

まとめ

副詞の位置まとめ

ここまで正しい副詞の位置を、いろいろ学んできました。

副詞の正しい順番を文法的に勉強することで、英作文や英文読解に効果があらわれます。

ボリュームが非常に多いので覚えにくいかもしれませんが、受験においてはこれらを完璧に覚える必要はなく、参考程度に覚えておけば大丈夫です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。質問などはコメントからお願いいたします。